つくば市自治基本条例・第16回市民ワーキングチーム会議《概要記録》
平成23年 6月 1日(水)19: 00∼21: 20
つくば市役所2階・201会議室
◆ テーマ:地区別ワークショップについて
:骨子案づくりの進め方について
1.はじめに
○ あいさつ
事務局:(開会)
・つくばフェスティバルの2日間は子ども・大人へのPR活動、先週、先々週の地区別W
Sでは活発な意見交換ができたと思う。引き続きのPRで裾野を広げていきたい。
・今日は庁内ワーキングチームのメンバーも傍聴に来ている。
○ 今回の進め方について
今井:(今回のプログラムについて説明)
・骨子案づくりの進め方やテーマ別・対象別WS、PR活動などについて、現在持ちうる
具体的なイメージについて話し合い、共有したい。
2.地区別ワークショップ(○ ○ 地区で話そう会)について
今井:(資料(プログラム)中の地区別WSの実施状況と今後の予定について説明)
(1)これまでの2地区(茎崎地区、筑波地区)の振り返り∼参加した委員を中心に
委員:両方の地区で参加。筑波ではグループに区長が3人、年配の方が多かった。市への期待
感が薄かった。庁舎が統合されて不便になったという意見など。
・参加した人は喜んでいたと思う。言いたいことが言えた。聞いてもらった。そういう意
味では、今後にも期待するという声も多いのではないか。
委員:茎崎に参加。WTで10ヶ月やってきて、初めて参加した人たちと話をして、自分は型
にはまってきたのかなという感じもした。色んな意見が聴けて楽しかった。
・地区別WSのやり方を話し合っていた時は、WT委員が入らないテーブルの心配をして
いたが、いない方が発表が面白いという感想を持った。WT委員がいると、知らないう
ちに誘導していたりするのかもしれない。新鮮な印象で面白かった。こういう機会はな
るべく多くとって、色んな考えを聴いた方が良い。私達も小さく固まらずに柔軟な考え
方でありたい。
→今井:WT委員がいる・いないということの発見は面白い。私なりに理由を考えると、最初
にWT委員さんを紹介したので、グループの人が頼る気持ちが多少出たのではないか。
逆に頼る人が誰もいないグループでは、自分達で主体的にまとめるしかない。逆にWT
委員さんが入ったグループでも頼られないようにやれればと思う。小さなデモクラシー
のトレーニングのようなものだと思っている。
→委員:言葉の一つひとつが新鮮だった。今まで聞かなかった言葉が出てきた。
ている。震災の時も区会が非常に役に立った。発言も大胆だった。私の地区では全く雰
囲気が違うだろうし、違う視点からの発言が出るだろう。次も楽しみにしている。
→今井:茎崎地区の実態としては、今の区会の主な担い手は、昔から住んでいる人なのか、あ
るいは30年ほど前に開発された住宅地の人なのか。
→委員:後者。私で30年。最初の人が35年くらい。今の住民は20年くらい前までに住み
始めている。若い人はいない。
→今井:昔からの人と、新しい住民はなじんできているのか。
→委員:なじんでいる。私が区会活動を始めて9年。7年前から農家の人の力がないと絶対う
まくいかないと声かけを始めた。農家の方も最初は遠慮していたが、4,5年前から出
てくるようになった。今ではほとんど垣根はない。
→今井:(新旧住民の交流は)働きかけがあってのこと。自然にできるわけでもなさそう。
委員:震災の時、茎崎では1軒1軒まわったり、区会の力が強いと思った。他の地区では、ど
こに何を聞けばいいのか分からないという話も多かった。
→今井:震災の時、外国人の方はどうだったのか。
→委員:帰国する人が多く、成田から電話がかかってきて、出入国手続きなどの質問があった。
大慌てで帰国する人も多くいた。
委員:筑波地区に参加。班で2人がWT委員、市職員が2人で濃い話になった。地域のつなが
りを大事にしているという印象。私達が今やっている自治というのは、根っこの部分が
大事だと思うが、今、筑波地区では高齢化の問題がある。しかしこれは、筑波地区だけ
の問題ではなく、市全体の問題になってくると思う。
・この条例を自分達のものだと思うには、今後も各地区に発信し続ける必要があると思う。
委員:初めて参加した人達は、我々の1∼5回目くらいと同じような感じ。何もイメージがわ
かない。何も見えずに話をしている感じだが「これからも応援して下さい」ということ
でやっていけばいいのでは。茎崎では委員がいないところの方がしっかり話ができてい
たかも。委員がいるグループでも発表は地区の人にやってもらうのがいい。
今井:地区別WSでは、終了後にWT委員さんに30分くらい残っていただき、その場で各グ
ループの模造紙を見て、大事なポイントを確認し、印をつけたり書き込みをしたりした。
各グループの模造紙のまとめ資料で強調して骨子案づくりに活かしやすいようにした。
・今後4つの地区でも、参加した委員さんたちには、終了後のキーワードの確認作業をお
願いしたい。
・これから参加する委員さんから、何か質問などは。
委員:感想などを読むと、区会が行政とのパイプ役になっているという印象。区会の方が多く
参加していたからかもしれないが。
→今井:区会がしっかりしていれば、住民に行政の情報がよく行き渡るという話と、住民から
の意見を取りまとめて行政に伝えることも期待できるという話はあった。
今井:2つの地区で市長さんが、ほぼ最初から最後までおられて、各グループをまわっていた
のは印象的だった。他の市ではないこと。市の本気が伝わる面もあり、良いことと思う。
(2)今後の4地区の取り組み方と確認事項
今井:話し合いの2つのテーマの最初に「話題提供」として、委員さんに話をしていただいて
いる。6月5日の桜地区での話題提供者を確認しておきたい。(話し合い、3名決定)
・あとは、一人でも多くの方にご参加いただければ、ということ。
3.骨子案づくりの進め方について
○ 骨子案提出に向けての具体的進め方についての提案と問題提起
今井:(資料「つくば市自治基本条例の検討の流れ(6/ 1 版)」について)
・市民WT会議は、おおむね月2回くらいのペースで定例的にという考え方。
・PR活動については、8月終わりの「まつりつくば」と、先日、大学生の委員さんから
投げかけのあった学園祭について資料にある。2つの大学とも10月なので、今考えて
いる「骨子案たたき台」のまとめの時期と重なる。
・地区別WSの後の、テーマ別WSと対象別WSについて、そろそろ内容・時期を具体的
にしなければいけない。
・庁内WTが5月20日に立ち上がり、2回目の会議が6月20日頃に行われる予定。ま
ずは市職員としての自治基本条例の「頭と背骨」の話、続いて、行政に関する問題意識
と論点整理ができればと考えている。そこまで出てくると、市民も一緒に議論(ワーク
ショップ)ができるだろう。
・議会についても一緒にワークショップなどをやりたいが、こちらで勝手に決められるこ
とではないので、希望として書いている段階。
・骨子案作成の手順については、①素材抽出(キーワード・キーフレーズ)→②短文にま
とめる→③骨子案文の作成(+全体構成)、という3段階くらいで骨子案文をつくってい
ければと考えている。それを、できる限り皆さん自身の手で書くということで進めてい
ってはどうか。今までやったプロジェクトチームとか宿題とか色々工夫して。
・もちろん大変だとは思うが、これならば、今のスケジュール内でも可能だと思う。
・「自治体法務研究・2011 夏号」(ぎょうせい)の連載記事『市民協働立法のつくり方・実
践編』(p65- 73)について紹介。
4.全体で話し合い
○ 大学の学園祭への関わりについて
委員( 学生) :筑波大の学園祭(10/ 8- 10)の申込み締切が明後日。とりあえず出しておくという
こともできるが。運営も含めた参加者の半数以上が筑波大生なら良い。
委員( 学生) :筑波学院大(10/ 22- 23)は7月1日が締切。
委員:PR活動か、WSのような形が良いか?
→委員( 学生) :WSがいいと思う。ビラはかなり配られるので、埋もれそう。昨年は大学生と
高校生で常陸太田市について考えるシンポジウムを大々的にやった。学長も参加。
委員:市長に来ていただいたら。大学とつくば市の関係を考えるとか。
委員( 学生) :筑波学院大は留学生もいるので、学生と外国人のWSは考えられるのでは。
今井:確かに、大学の存在は、つくばらしさの一つではある。要するに、時期的に大変そうだ
委員:いいのでは。(他の委員も賛同)
委員( 学生) :では、申し込みたい(筑波大)。(筑波学院大も実施の方向で)
委員:筑波大学では地域に開くことをテーマにして、学生が地域に目を向けてくれたら、半分
成功したようなもの。筑波学院大学は、情報コミュニケーションの学部。
委員:対象別WSの外国人というのも、筑波学院大の企画と合わせてやれば。人集めの面でも
その方が良いと思う。
今井:スケジュール的に言えば、テーマ別・対象別WSは、そう多くはできないと思う。1回
1回、しっかりと参加者を集め、大事にやらなければいけないと思う。
○ 骨子案づくりについて
今井:提案した3段階の骨子案づくりの手順は、小田原市でやった時の発展形で、より市民の
委員さん自身が骨子案を書くというイメージ。皆さんがパンクしないように私も事務局
も支援する。
委員:WSの時に出た、たくさんの意見を大切にしながら私達が骨子案をまとめたとしても、
法制執務に則った条文にする時にこぼされる可能性はないのか。
→今井:そういう恐れを感じるのは分かる。法制執務は比較的保守的な分野のようだが、松下
先生が「励ます条例としての自治基本条例」と言われているように、従来であれば法律
になじまないとされるようなことを、どこまで活かせるか、担当者にプロとして一生懸
命検討してもらえるなら、悔いは残らないのではないか。むしろ、皆さんが骨子案をつ
くる時点で、法形式になじまないからと自分達で引っ込めることは考えずに、必要だと
思う内容は、あらん限り書き込む方がよいと思う。
・来年1月からの骨子案を条例文に変換・翻訳する過程も皆さんと共有できるようにした
いと考えている。
→委員:それもつくば市らしさのキーポイントだと思う。ぜひやり遂げたいこと。
→今井:関係者はみんな真剣。しかし、特に条文化の動きが見えない場合が多いので、そこは
透明化してお互いに信頼関係を持ち、納得して着地できるようなプロセスにしたい。
委員:骨子案をつくる時から、行政の方や議員さんと交流しておかないと、その時だけではダ
メだろう。
今井:素材(キーワード)の抽出は、なるべく早く着手する方がよいと思う。組み立ててみて、
足りない内容は肉付けをしていく必要もあるだろう。庁内WTも立ち上がったので、行
政のことなどについては、情報提供してもらってもいい。市民だけでつくる必要はない。
市民・行政・議会の三者で一緒にやれるのが理想。三田市は色々苦労はありそうだが、
そういう形。
委員:早く少しずつでもやっていった方がいいと思う。
今井:次回の市民WT会議(第17回;6/ 29( 水) )から着手するということでもいいかも。
委員:10月に「たたき台」をつくるとして、それまで6回のWT会議があるなら、宿題にし
なくてもできそうにも思える。聞く話が大体終わったら、WT会議は素材から骨子案を
つくる作業になってくると思う。
・テーマ別WSについては、事前に多少勉強しておかないと、やっても得るものが少なか
今井:極端に言えば、その場で関係者から学んでいけばよいのだと思う。「話題提供」の部分が
ポイントになると思う。事前に勉強すべきことがあるかどうかは検討したい。市民WT
の皆さんがすべて背負い込む必要もなく、みんなで支えていこうよ、で良いのでは。
委員:骨子案の検討作業は、市民WTの時間にやる方がいいと思う。素材の抽出にしても、個々
の目よりもみんなの目で見ないと。
→委員:確かに素材抽出はみんなでやった方がいい。まとめていく作業は3∼4人くらいのチ
ームでやるのがいいかもしれない。ぶれないように情報共有しながら。
→今井:素材はみんなの目ですくい上げて、それを、分担したりしながら文章化していく。そ
れはなるべく市民WT会議の時間にやることとして、時間が足りなければ持ち帰ったり、
別に打ち合わせをもったりするということだと思う。
・素材抽出はできそう。その先の文章化は、やりながらの試行錯誤も必要だろう。
・できるだけ手順良く、無理なくやれるようにしたい。
委員:よくわからないので、とりあえずやってみることが必要。
○ PR活動について
委員:8月の「まつりつくば」は大変なのでは。「じちまるくん」はもう使えない。
→委員:気楽に参加するということでもいいのでは。
→委員:決めるのは、もう少し先でもいいのでは。
今井:「まつりつくば」については、判断は先ということで。
○ 対象別WSついて
委員:子ども対象については、夏休みはかえって難しい。
→今井:今から学校のカリキュラムに入れるのは無理だろう。また、子どもを対象にして、ど
のような自治についての取り組みができるか。子育て世代の声を聞きにくいことへの対
応という方向もあるが。
→委員:つくば子育てセンターというのもある。
→委員:お母さん達のネットワークに呼びかけるというのは可能性あり。
→委員:子ども対象か、親を対象にするか、両方か。
→委員:子どもと言っても、小学生(高学年∼)、中学生、高校生で違う。
→委員:どうやって集めるかが問題。
→今井:思っている以上に、子ども達の言葉を骨子案に活かすことの難しさもあるだろう。
→委員:高校生も意外と地域のことを考えている。
→委員:子ども達に何を求めるか。自治について考えようということなら、今でなくてもでき
ると思う。
委員:つくばフェスティバルで、結構たくさんの子育て世代の人にPRすることはできたと思
う。意見を聴くことまではできていないが。
今井:これまで「頭と背骨」の部分をしっかりとつくってきた。今後は、手足や肉付けの段階。
そのためには、テーマ別WSが重要。手を代え品を代えのPRも大事だが。10月に骨
子案たたき台ができたら、シンポジウムのようなイベントをやったり、アンケート等の
委員:テーマ別WSについても具体化しないと。
→今井:8月、9月あたりが山になるような日程を早めに決めましょう。
→委員:一番最後が9月20日までとか。
→委員:「民がつくる公共」は、7月か9月に。「行政」は…
→今井:行政については、庁内WTの状況も見ながら。テーマ別WSの「行政」は、庁内WT
と合同で。議会についても、できれば一緒にWSをやりたいが、今の段階では何ともい
えない。
委員:次回、骨子案作成に入っていくのか。
→今井:そうしたい。地区別WSの振り返りと、骨子案作成の素材抽出作業(これがメイン)
5.おわりに
○ 事務連絡など
事務局:次回、第17回市民WTは6月29日(水)19時から。市役所2階・201会議室。
○ 庁内WTメンバーから一言ずつ(庁内WTは12名で構成)
庁内WT:先日、第1回目の庁内WTをやった。率直に言えば、一人ひとりの知識や熱意にも
違いがある。まだ自治基本条例のことを十分知らないので、これから勉強したい。今後、
一番肝に銘じておきたいのは、手段を目的化しないようにということ。自治基本条例は
ツールだと思う。条例を定めること自体を目的にはしないようにしたい。
庁内WT:庁内WTをまとめていくのも大変そうに思っている。松下啓一先生には2,3回セ
ミナーなどでお会いしている。つくば市、21万都市にとって、いいものをつくり上げ
ていきたい。
庁内WT:自治基本条例についてこれから勉強しなければならない段階。市民WTはすでにか
なり会合を重ねてきており、今日も重要な話し合いをしていた。先程、「骨子案の大事な
ところが条文化で損なわれるのでは?」という話があったが、私も皆さんの立場なら、
同じことを思っただろう。しかし、今日の話を聞いて、自治基本条例をつくっていくの
に、みんなが同じ役割、知識でやる必要は全くないと思った。皆さんが機動力を活かし
て素材を集めたり、コンセプトをつくったりしているが、私達は別の視点、役割で関わ
っていけばいいと思う。市の職員になる前、編集の仕事をしていたが、色んな役割の人
達の共同作業でひとつのものをつくっていた。皆さんのコンセプトや素材を、行政職員
の専門性や強みを活かしながら、いいものをつくっていければと思っている。
庁内WT:立場も世代も違う市民の方々が、つくば市を良くしようということでこれまで活動
されてきたことに、頭の下がる思い。真剣な思いをもった市民の方がこんなにたくさん
いることをみんなに伝えていきたい。
庁内WT:お話を聞いていて、市役所のことをもっと知ったら、皆さんがやりたいことがもっ
とできるのではないかと思った。市民WTがやりたいことを市としても「こうやったら
できますよ」と一緒にやっていければ、また、議会も一緒にやらないと、最終的にいい
条例にならないと思う。